蓬莱橋、夢の吊り橋。静岡の橋を見てきました。
こんにちは、ゆう(@yu_log05)です。
日曜日、月曜日と静岡へ行ってきました。
妻の友人に会いに行きつつ、観光もするということで1泊の旅行をすることになりました。
蓬莱橋
「世界一長い木造歩道橋」でギネス認定を受けている橋です。
全長897.4mあるため、渡りきるのには少し時間が掛かります。
渡り始めてすぐに雨が降り、風も強くなってきたのでまるで渡るなと言われているかのようでした。
娘は跳ねたり走ったりしていましたが、見ているこっちとしてはいつ落ちるかヒヤヒヤしてしまいます。
しばらく歩いて、橋の中心はどこかなー?と探していると
とてもわかりやすく書かれていました。
これ以上ないくらいにわかりやすいですね。ど真ん中。
景色を眺めていると思った
「水量少なくね?こんなに長い橋を掛けたんだから昔はもっと水量あったはずだよな?」
調べてみました。
1960年代までに大井川水系は大井川本川上流より田代・畑薙第一・畑薙第二・井川・奥泉・大井川・塩郷といったダム・小堰堤が連なり、支流には千頭・大間・寸又川(寸又川)、笹間川(笹間川)、境川(境川)の各ダムが建設され、これらのダムや小堰堤より発電用の水が一斉に取水される。さらに下流では大井川用水に利用するため川口発電所で放水された水が再度取水されて各所に供給される。こうした多数の箇所からの取水によってかつて豊富な水量を誇った大井川の水は山中を通る送水管に大部分の水が流れ、大井川に直接放流される水は極端に少なくなった。このため次第に弊害が現れた。
問題が表面化したのは1961年の塩郷ダム完成からである。塩郷ダムで大井川の流水がことごとく取水されることにより、ダムより下流の大井川は全く流水が途絶した。この付近は「鵜山の七曲り」と呼ばれた景勝地であり、水量が豊富な際は豪快な風景が楽しめたが塩郷ダム建設以後は全く水が流れなくなった。しかもダムより下流20km区間が全くの無水区間となって、漁業を始めとする河川生態系に深刻なダメージを与えた。「箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川」と謳われ、往時は平均水深76cmあったといわれる大井川の面影は全く無くなり、あるのは延々と続く「賽の河原」であった。川原からは風が吹くと砂が舞い上がって家の窓から吹き込み、人々はこれを「川原砂漠」と呼んだ。また、生態系の変化により茶の害虫が増加し、砂が上流から運ばれなくなったことによる海岸線の侵食などの被害が生じた。この惨状に流域住民は「大井川の清流を元に戻せ」と声高に訴えるようになった。大井川の「水返せ運動」の始まりである。
wikipediaより抜粋
ダムの建設による被害だったんですね。
生活が豊かになるのは喜ばしいことだけれど、その分自然が減っていくのはなんだか心苦しい…。
この次の日に夢の吊り橋に向かうのですが、途中に寄ったガソリンスタンドのおじちゃんに蓬莱橋は長生き橋とも呼ばれるということを教えて頂きました。また一つ賢くなったよ!
蓬莱橋は、その長さが897.4mということから「やくなし」=「厄無し」、「長い木の橋」=「長生きの橋」など、厄払いや長寿のご利益スポットでもあります。
蓬莱橋パンフレットより抜粋
パンフレットを後日見てみると上記のように書かれてありました。
そして、子供にはぺろぺろキャンディを頂きました。ご親切にありがとうございます。
夢の吊り橋
2日目は妻が行きたがっていた夢の吊り橋へ。
ホテルから2時間弱で寸又峡温泉に到着します。ここが夢の吊り橋に一番近い駐車場とのことです。
駐車場から夢の吊り橋までは徒歩で行きます。
山道を歩くかと思っていましたが、舗装されている道路だったので歩きやすかったです。
この階段を降りると下り坂になっているので転ばないように注意しましょう。
道中、子供が木の枝や木の実、虫を探しながら歩いていたので30分ほどかかって夢の吊り橋へ到着しました。
橋の入口にはこんな看板が…
高まる恐怖、震える足腰。高所恐怖症の私には刺激が強すぎます。
しかし、撮影を行いたいため意を決して一歩を踏み出しました。
橋の上は揺れるし、足元からは川が見えるし、その川は浅いから落ちたら死ぬし…
両手のワイヤーを手放せず、まるで激辛ラーメンを食べているかのごとく汗を吹き出させながらゆっくりと歩を進めました。
写真を撮ると意気込んだのは良いものの、いざ撮ろうとすると猛烈な恐怖に襲われます。
なんとか片手で写真を数枚撮り、渡りきりました。
その時撮影した写真がコチラ
ワイヤーを掴んでいるのに必死で絞りリングを回せず、F1.8での撮影になってしまいました(苦笑)
克服できたらどれだけ楽しいんだろうなぁ…
一方で妻と子供は高いところが好きらしく、ずんずんと歩いてきました。
橋を渡りきり、やりきった感満載でいると妻が一言。
「じゃあ戻ろう」
あれ?山道通れば橋を渡れずに帰れるんじゃ?と思っていたのは私の勘違いで、山道の先にも吊り橋があるのでどちらのルートを選んでも吊橋は避けられませんでした。
なんということでしょう…私は半ば放心状態で帰りの吊橋を渡りました。
足はガクガクし、腰は力が入らず傍から見ると生まれたての子鹿のようだったでしょう。なんて可愛い私。
子供と妻も歩き疲れたようなので吊り橋をあとにして車へ戻りました。
ソフトクリームを食べたそうにしていたので買ってあげると全部食べてしまいました。
ご飯だと遊んだりふざけたりしてなかなか食べないのにおやつだけはしっかり食べるんですよね…
この夢の吊り橋は紅葉の時期に来たらすっごく美しい景色になるんだろうなぁと思いました。機会があったら秋に来てみたいなぁ。
そうそう、今回はシーズンオフで平日ということもあって人が少なかったためすぐに引き返して来れましたが、紅葉など観光客が多い時期は引き返すのはなかなかに大変なようです。